1950年に発表された「Eames Storage Units（ESU）」

３種類の高さ、２種類の幅からベースを決めた上で様々なカスタムをオプションすることができました。

今回当店に入荷したのは２段×2列200番台のうち「201-C」という仕様でドロワーや扉はなくオープン型のシェルフです。

ESUは段数に応じて100〜400番台にモデル分けされています。
1段が100番台で2段が200番台、3段という仕様はありませんが4段が400番台という内訳でした。

奥行き400mmの200番台はストレージとしてはもちろんですがメーカーは空間の間仕切りとしての利用も推奨していたました。

軽量化の図られたストレージシリーズは質量に限った話ではなくその見た目にも軽やかさを感じられるので
パーテーションとして使われるような際にも空間を圧迫することなく取り入れられます。

天板にはBirch材のプライウッドが用いられています。

自身がコレクションする”モノ”のディスプレイ棚や洋服収納、本棚など様々なスタイルに落とし込めるストレージとして
汎用性の高さがうかがえます。

発表当時から高い人気を博しましたが、HermanMiller社はプライウッド製品のラインナップ見直しに際してESUシリーズは1955年に生産が中止。

その後、イームズ製品の打出しに再度力を入れ始めることになった同社は1998年にESUの生産を再開されました。