
アイテム名Rudder Table デザイナーIsamu Noguchi メーカーHerman Miller
1946年、Herman Millerのデザインディレクターを務めていた
George Nelson(ジョージ・ネルソン)は
空間のアクセントとなる
ような家具の制作を
日系アメリカ人彫刻家である
Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)に依頼しました。
そうして1949年に完成したテーブル作品が“Rudder Table”です。


左右非対称でありながらどこかバランスの取れたフォルムが
特徴の天板に
ウッドレッグ×1本、
スチールレッグ×2本で成形されています。
合計4つのピースで形を成す至ってシンプルな構造ですが
それぞれの部品が組み上がったその姿は非常に美しい。

今回当店に入荷した個体は天板とウッドレッグに
ウォールナット材が使用されています。
天板にはしっかりと重厚感が感じられますが、
それを支える3本の脚のうち2本がヘアピンレッグ。

天板のエッジはシャープに見えるように
下に向かって斜めに切り込まれています。
これら故の軽やかさが演出されているので設置する空間を
圧迫してしまう印象を抑えるよう計算されたデザインです。

同じくHerman Miller社製のチェアを合わせたコーディネートは
もちろん北欧デザインとの相性も◎
ソファ前やリビングスペースなどに設置する
コーヒーテーブルとしてとてもオススメの作品です。

↑天板裏のメーカーラベル。
Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)
1904年、詩人の野口米次郎と作家のレオニー・ギルモアの子としてロサンゼルスで生まれる。アメリカ生まれの日系二世で、彫刻、家具、庭園、舞台美術など幅広い分野で活躍した20世紀を代表する芸術家。東洋と西洋の美意識を融合させた、曲線的で有機的なデザインが特徴。家具としての代表作には照明の「AKARI」シリーズや「Noguchi Coffee Table」、「Freeform Sofa」などがある。



