
アイテム名Eames Tandem Sling Seating デザイナーCharles & Ray Eames メーカーHerman Miller
1962年に誕生した「Tandem Sling Seating」
デザインを手掛けたのはCharles & Ray Eames
それまで住宅家具のデザインに注力していたイームズ夫妻は1954年になると学校やスタジアムなど
パブリックスペース向けの家具製作にも取り組みました。
今回当店に入荷した「Tandem Sling Seating」はワシントンのダレス空港と、シカゴのオヘア空港新ターミナルビルに設置するための
耐久性や耐摩耗性が高く、メンテナンスやリペアの簡単な見栄えの良いチェアとしてデザインされた作品です。
前述の二空港にとどまらず現在では世界各国様々な空港で
採用されるようになりました。
こちらの三枚の画像はロサンゼルス空港Bradley Terminalの入国ロビーに設置されているタンデムスリングシーティングです。
今年の10月に買付で訪れた際に撮影しました。
Bradley Terminalでは入国ロビーのほかにもイミグレーションフロアなど至るところでタンデムスリングシーティングに実際座ることができます。
空港など広いスペースでは5人掛けや4人掛けの仕様を目にする機会が多い印象です。
が、、
今回当店に入荷したのは3人掛けの個体が複数脚。
※4人掛けも複数脚入荷していますので気になる方はお気軽に
お問い合わせください。
メーカーのカタログには2人掛け~10人掛けまでの仕様が
ランナップされました。
フレームを形成する部分はアルミニウムで座面と背もたれには
ナウガハイドレザーというビニールレザーを採用。
フレームは非常に頑丈で、座面と背もたれはビニールレザーなので万が一飲み物などの液体をこぼしてしまってもサッと拭き取ればそれで済む。
このメンテナンス性の良さがTandem Sling Seatingの特徴です。
インテリア業界では公用語のようなものなのですが
「良い椅子は背中で語る」
この作品はまさに背面から見ても威厳を保ちます。
決して手を抜くことなくデザインされている証とでも言いましょうか、夫妻のデザインワークへの執着が感じられます。
座っていてなんとなく気分が上がるということも椅子選びにおいては重要な側面です。
3人掛けの仕様は日本でも住宅に向けてご提案させていただきやすいサイズです。
しかし、住宅に限らずとも店舗の入り口やそれこそホテルなど宿泊施設の待合室など設置場所はさまざまに。
この汎用性の高さは流石イームズデザインといったところでしょう。
床が平面でなくてもガタつきを抑えられるように脚先のグライズパーツを回転させることで高さを調整できる構造です。
フレームとシートを支えるビーム部分の前後にはメーカーの
ラベルが確認できます。
アイテム:Eames Tandem Sling Seating
デザイナー:Charles & Ray Eames
メーカー:Herman Miller
品番:120250102001
価格:¥330,000-(税込)
※一脚当たりの価格です。
※ご配送の場合、送料を別途頂戴致します。
実物はMid-Century MODERNにてご覧いただけます。
Mid-Century MODERN
〒153-0042
東京都目黒区青葉台1-29-6
TEL:03-6451-4531



