ストリートカルチャーを中心に、さまざまなジャンルで活躍するX-girlフリークにインタビューする
企画「X-girl feels」。ファッションやお仕事、プライベートに関して “feel” =感じていることを聞いていきます。
第26回目はアーティストのKAMIYAさん。目指せKAMIYAワールド!
ダンスや歌で独自の世界観を発信し、虜にする。彼女の心の内と今後に注目。
今回はX-girlの新作でコーディネートしてもらいました。ポイントを教えてください。
このいちごちゃんのニットがめっちゃ気に入っています!最近いちごにハマっていて、まだ世に出るか分からないけど、いちごを使った曲も作ったんですよ。いちごってパッと見は真っ赤で可愛いけど、よく見るとタネがボツボツしていて、そのギャップが女の子みたいだなって思うんです。見た目は可愛く着飾っているけど、心の中には汚い部分もあるみたいな。なんか身近に感じて、身につけていると安心できるんですよね。
X-girlにはどんなイメージがありますか?
ギャルも着てるし、女の子らしい子も着てる。幅広い女の子が着こなせるブランドって少ないなって思ってて。みんながそれぞれのスタイルで着ることができる、唯一のブランドだなと思います。
ファッションのこだわりはありますか?
昔からファッションが好きなので、いろんな系統の服にチャレンジしています。ストリート系とか原宿系とか、ジャンルで限定せずそのときの気分で着ています。最近はピンクがKAMIYAのシンボルカラーだなって感じるので身につけることが多いです。自信が湧いて気持ちが明るくなる色で大好きです。
現在の音楽活動に至るまでの経緯を教えてください。
ダンスを習っていたこともあり、小さい頃から音楽と触れ合う機会が多かったです。今の活動を始めるきっかけとしては、3年前まで韓国で練習生として歌やダンスを毎日練習していたことが大きいです。知り合いや音楽関係の方と一緒に曲を作りながら、自分の好きなダンスやカルチャーを取り入れて “KAMIYA” っていうワールドを作っていけたらいいなって思っています。
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ミュージックビデオも含めセルフプロデュースされていますよね。インスピレーションはどこから得ているのでしょうか?
曲ができた時にパッて浮かぶ世界があって、特に考えずすぐに撮ろう!みたいな感覚でやっています。ダンス動画ではダンサーの方と一緒に踊るのですが、そのメンバーも私が曲のイメージで思いついた方に声をかけています。何においてもそんなに考えない。インスピレーションがどこから湧いてくるのかも分からないくらい、自分の頭の中を表現している感じです。
制作している音楽にはどのようなメッセージが込められていますか?
練習生だった頃は与えられたもの、用意されたものをこなしていました。自分が生み出す側になったので、自分はなにを伝えたいのだろう?と考えながら、良い意味でノリで作っています。『Miniskirt』という曲は、いつもミニスカートを履いてテンション上げたいって気持ちで作った曲で、サビもシンプルにしました。歌詞の内容は分かりやすく、自分がいつも喋っているような感じで書くことが多いです。傷ついて辛かった時期を自分のマインドを強くして乗り越えてきたので、曲でもそんな強い自分でいたいという理想を込めています。でも、制作中の曲は少し違って、自分の中の弱い部分、今までとはまた違うKAMIYAを見せられたらと思っています。
自分の弱さを見せるには勇気がいると思いますが、どういった心構えで曲作りに励んでいますか?
人生の中で強い自分のときも弱い自分のときもある。「弱い自分も絶対に恥ずかしくない」と曲作りを通して、自分にもリスナーにも伝えたいです。作りながらどう表現しようか悩みすぎて、何回もやり直しちゃったりしています。でもその不安も含めて曲にできるってアーティストだからこそできることなので、やりがいがあります。
最後に、将来の理想像や目標があれば聞かせてください。
目標は大きなステージに立つことです。そのためには、たくさんの人の共感を得ることが重要だと思うので、自分と向き合って、みんなに届くような良いものを作れるように頑張りたいです。音楽や服にはいろいろジャンルがあるけど、そこに囚われず “KAMIYA” っていうジャンルを作りたいっていうか。「KAMIYAちゃんワールドだよね」って言われるような世界観を作り続けるために、これからも自信を持って頑張ります。
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KNIT TOP ¥13,200 , SKIRT ¥15,400
(all tax in)
KAMIYA
7月20日生まれ。東京を拠点にアーティストとして活動中。ピンク色のロングヘアーがトレードマーク。独自のスタイルでKAMIYAワールドを広げていく。
PHOTO:SAEKA SHIMADA(Luuna)
MOVIE:MARINA MAEKAWA
HAIR&MAKE-UP:KATHERINE JIN
TEXT:SARA HIRAYAMA
PRODUCTION:KEN OFFICE
EDIT:X-girl