ストリートカルチャーを中心に、さまざまなジャンルで活躍するX-girlフリークにインタビューする
企画「X-girl feels」。ファッションやお仕事、プライベートに関して “feel” =感じていることを聞いていきます。
第24回目は、The xxのメンバー・アーティストのRomyさん。9/1(金)に発表された二度目となる
X-girlとのコラボレーションや、新しくリリースされるソロデビューアルバムについて伺いました。
今日はご自身がデザインしたX-girlとのコラボレーションアイテムを着て撮影していただきました。こだわりのポイントを教えてください。
初めてコラボしたときに作ったものが気に入っているから、それの続きみたいな感じかな。今回はカーレーサーっぽさを出してみた。明るい色とか太めのロゴもポイント。あとはX-girlのオリジナルロゴや自分の名前を取り入れたところかな。
X-girlとのコラボは二度目になりますが、ブランドに対してどのようなイメージがありますか?
初めて洋服を見たときはノスタルジックな印象があったけど、フレッシュな要素もあるなって思った。自分が好きな90年代や2000年代初期の感じも。女性が着やすいカジュアルウェアっていうのがいいよね。男性の服を着るとだいたい大きすぎたりするから、サイズ感がぴったりで!
普段はどんなファッションが多いですか?
ストリートウェアが好きかな。サッカー好きの子どもみたいな格好をすることが多いかも。スポーティだけど、カラフルなアイテムとか。
ステージ上でパフォーマンスをするときのコーディネートはプライベートと分けていますか?
昔はそうで、タイトで小さめな服を着ていたな。なんとなく鎧を着けているようで、自信が持てる気がした。少し大人になった今は、友達と遊ぶときと変わらないスタンスで服を選ぶようになったかも。あとDJするときは自分もたくさん踊って、タイトなスーツを着ると汗をかくからやめたね(笑)。
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9月に新しくソロデビューアルバムをリリースするとのことですが、どんなメッセージが込められていますか?
主に意図は、気分を高めたり、ハッピーな要素。人生を楽しんでほしいっていうメッセージは、X-girlとのコラボレーションアイテムにもデザインとして取り入れた。音楽を楽しんでもらいたいのはもちろんだけど、自分の感情と照らし合わせて聞いてもらいたい。
バンドとしての音楽活動と個人での音楽活動で楽しさの違いはありますか?
バンド活動はもちろん楽しい。みんな長年の親友だし。だけど、自分の領域外に挑戦できたり、新しい人に出会えたりするのはソロで活動していて得られる楽しさかな。1人でやっていてたまに大変なこともあるけど、チャレンジできる機会があるのはありがたいなと思う。
音楽を聞きはじめてから最初に好きになったアーティストを教えてください。
子どもの頃はラジオで聞く音楽をよく録音したりしていて、そのなかでもDaft Punkの曲を録音していろんなところでかけていたのを覚えてる。今でもたまに聞くけど、いいなって思うよ。
これまでのキャリアのなかで、一番の教訓を教えてください。
悲しみと向き合うことは大きな一部かも。両親を亡くしたことによって、人生は短いことや、いま目の前にあるものに感謝する大切さに気づいた。決して簡単なことではないけれど、努力するようにしてる。できるだけそれを忘れないように。
音楽以外で最近はどんなことに興味がありますか?
女子ワールドカップにはよく注目してる。ここ数年でこれだけの変化があるのは本当にすごい!私が子どもの頃は、女の子同士でサッカーして遊ぶ機会なんて滅多になかったのに。5年くらい前から私もまたサッカーをやりはじめたけど、その期間だけでも女子サッカーの変化は著しい。日本の女子チームもすごいよね、いつも見入っちゃう。
人生において理想像があれば教えてください。
ポジティブさを分け与えたり、LGBTQを支援する活動だったり、音楽業界で女性がよりのびのびと活躍できる場を作れるように貢献していけたらいいなと思う。そうね、ポジティブと発展!
Romy
The xxのメンバーとして3枚のアルバムをリリースし、プロデューサー、ソングライター、DJといった多岐に渡る才能で高い評価を得ている。ここ最近では精力的なソロ活動で数々のシングル・ヒットを飛ばし、狂おしい程待たれたデビュー・アルバムが遂に9月8日(金)に<Young>から発売される。デビュー・アルバム『Mid Air』は数多くのビッグ・ネームのヒットを手掛けている、今UKの音楽シーンで最もアツいプロデューサー、フレッド・アゲインとマドンナらのプロデュースでも知られるスチュアート・プライスと制作され、シングル「Enjoy Your Life」は盟友ジェイミー・xxもプロデュースを手掛けている。ロミーが愛するダンス・クラシックスと、彼女独特のソングライティングを融合させたこのサウンドは、ロミー自身が好む音楽と同じように、幸福感、現実逃避、悲しみ、メランコリーの間に位置する絶妙なポイントが見出されており、ダンスフロアを一体感へと導くサウンドとなった。
PHOTO:SAEKA SHIMADA(Luuna)
MOVIE:MARINA MAEKAWA
HAIR&MAKE-UP:RIE SHIOYA
TEXT:SARA HIRAYAMA
PRODUCTION:KEN OFFICE
EDIT:X-girl