ストリートカルチャーを中心に、さまざまなジャンルで活躍するX-girlフリークにインタビューする
企画「X-girl feels」。ファッションやお仕事、プライベートに関して “feel” =感じていることを聞いていきます。
第19回目は、たくさんの生徒から支持を得るダンサーのHOnOKAさん。4月16日(日)に開催される
FASHION DANCE NIGHTでは、X-girlとのコラボステージをプロデュースしてくれます。
さっそくですが、X-girlとのコラボステージへの意気込みを教えてください!
X-girlさんと私の作品が重なったらどんなものになるのか、どんな色になるのかすごく楽しみですし、新しい色で染められたらいいなって思っています!
また今回のコラボレーションは私にとっても新しい挑戦なので、この作品がどんなものになるのかすごく楽しみです!
X-girlにはどんな印象がありますか?
カラフルで派手なアイテムが多いイメージがあって、なかなか手を出せていなかったのですが、このステージのお話をいただいたことを機に小物から色々取り入れてみたら、可愛いのはもちろん意外と合わせやすくって。また他のアイテムもチャレンジしたいと思いました!
今日はX-girlの新作でコーディネートしてもらいました。ポイントを教えてください。
短めの丈のデニムスカートは今っぽいと思ったので最初に選びました。トップスのピンクもポイントです!シューズのシルバーパーツとTシャツのロゴの光沢感がリンクしていたり、全部がマッチするように選びました。
私服はどのように選んでいますか?
例えばレッスンとかリハだけのときはスウェットにジャケットを着て行ったり、お出かけだったらスカートとか履いてかわいい格好にしたり。その日の予定に合わせてなんでも着ます!
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HOnOKAさんのダンススタイルはどのように生まれましたか?
元々Hip Hopしかやってなかったんですよ。ガールズ、女の子の声の楽曲は、今でこそよく使わせていただくのですが、その頃は逆に苦手で。男の人の振りで帽子を深くかぶって踊るっていうのが私の絶対のスタイルでした。18歳くらいの頃に、それだけでは表現の幅が狭まっちゃうんじゃないかと思ったことがきっかけで、自分のなかで切り替えてキャッチーな振付をやってみたりして、今のスタイルが出来てきたと思います。正直自分ではこう、っていうものはないんですが、私の作品と知らずに見た知り合いに「HOnOKAの作品だと思った!」と言ってもらうことがよくあるので嬉しいです。
子供の頃はダンスで感情を表現していたそうですね。
人見知りがひどくて、感情を言葉で伝えるのがすごく苦手だったんですよ。これが嫌だとかあんまり言えなくって。そんなときに私にあったのがダンスで、小さい頃からダンスは感情をぶつける場所でした。悲しいときは踊るとか、全部感情をダンスの原動力に変えていました。インストラクターをするようになって、ダンスはただ振付を踊るんじゃなくて、気持ちから出て踊るものなんだよっていうのを生徒にも教えています。言葉がなくてもいろんな気持ちが伝わるし、逆にダンスにしか表現できないものもたくさんあるって私は思っています。
振付を提供するときに意識していることはなんですか?
なんのために作る振付かで、もちろん変わりますが、基本レッスンのときは来てくれる子のことを優先に考えるので、分かりやすい音の取り方だったり、キャッチーな振付だったりを意識します。でも何より私が1番大切にしていることは、自分の体から音が出てる、音を消した時も音を感じられる振付にすることですね。
ダンス以外で、なにかインスピレーションを受けるものはありますか?
舞台を観るのが好きです!ほかにも美術館に行ったり音楽を聴いたり、アートに触れることが多いです。自分が好きなジャンルに限らず、特に音楽は手軽なので「今は必要かも知れないから聞いてみよう」とか冒険することも多いです。自分の中だけの選択肢じゃなくて、他の視野も入れて幅を広げていきたいんですよね。
ダンサーとして、女性としての理想像を教えてください。
自分がどうこうという考えより、自分の生徒たちや周りにいてくれる子と一緒にいろんな景色を見たいっていうのがあって。だからまず自分が前に立ってみんなを連れて行けるような、「こういう人になりたい」と思われる人でいたいと常に思ってます。
今後挑戦したいことはありますか?
自分にとって新しい挑戦をするのが好きなんです。未知な部分があるものや、これしたらどうなるんだろうっていうものにチャレンジしたいです。ワークショップで地方を回ったり、ダンスに限らずファッションの分野だったり、今も自分で企画して動いているものがたくさんあるので、そこは続けていきたいです。
HOnOKA
6歳からダンスを始める。三浦大知・JAMOSA・渡辺美優紀等、様々なアーティストのバックダンサーを幼少期から経験。同時に多数のダンスコンテストに参加し、多くのタイトルを受賞する。10代後半には中国での2週間のツアーワークショップに挑戦し、総動員250名の受講者を集める。高校を卒業後、レッスンのクラスを持ち、今では1レッスン100名を超える生徒を抱える。国内からワークショップの需要が高まり、自身で企画・立案し、各地域でのワークショップを開催。ダンスアーティスト HOnOKAとしてのブランド力を確立し始めている。
2023年3月にはCOlOЯ ~H 1st stage~というHOnOKA単独公演を開催。振付、構成、演出まで自身で行い、新しいスタートとなる日を作った。ダンサーとしての枠を超えた、ダンスアーティスト HOnOKAを知ってもらうためのプロモーションに力を注いでいる。
PHOTO:SAEKA SHIMADA(Luuna)
MOVIE:MARINA MAEKAWA
HAIR&MAKEーUP:RIE SHIOYA
TEXT:SARA HIRAYAMA
PRODUCTION:KEN OFFICE
EDIT:X-girl