ストリートカルチャーを中心に、さまざまなジャンルで活躍するX-girlフリークにインタビューする
企画「X-girl feels」。ファッションやお仕事、プライベートに関して “feel” =感じていることを聞いていきます。
第18回目は、ダンサー/インストラクターのRenaさん。
世界から注目を集めるRht.に所属する彼女。4月16日(日)に開催されるFASHION DANCE NIGHTでは、
X-girlとのコラボステージをプロデュースしてくれます。
本日はX-girlの新作を使ってスタイリングしてもらいました。ポイントを教えてください。
セットアップがめっちゃかわいいなと直感で決めました。すごくサラサラしていて着心地も良かったです。飛行機移動の時なども楽におしゃれできちゃうし、衣装としても十分インパクトがあって、踊りやすそうでお気に入りです!
X-girlはどんな印象がありましたか?
知ってはいたのですが、あんまり着たことがなかったです。今回この撮影が決まって、何回かお店も行かせていただいたんですけど、めっちゃ可愛いアイテムがたくさんで、もっと早く行っていればよかったなって思いました!
普段はどのようなスタイルが多いですか?ダンスの衣装を選ぶときの、こだわりも教えてください。
けっこう幅広く着るんですけど、やっぱりダンサーなので、ストリートな感じは取り入れがちかなと思います。でも可愛いガーリーなのも好きです。衣装は基本的に、ダンスのシーンによって選ぶことが多いです。Hip Hopを踊るときは、体のシルエットが大きく見えるようにダボダボのTシャツとダボダボのスウェットを着たり、K-popを踊るときは、上はカチっとしたのを着たりしますね。
ダンスをはじめたきっかけを教えてください。
ダンスをはじめたのは幼稚園の年長のときなのですが、物心ついたときにはもう踊ってたっていう感覚です。中学2年生か3年生のときに腰の怪我をしてしまって、1年ぐらいお休みしていたのですが、それ以外はずっとダンスに携わって生活をしてきました。ダンスは自分にとって生活の一部だし、多分これから踊らなくなることはないんじゃないかなと思いますね。
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4月16日に開催されるFASHION DANCE NIGHTでは、X-girlとのコラボステージをディレクションしていただきます。
今回はガールズパワーをテーマに、クルーも全員女の子にしようと思っています。ガールズパワー大好きなんです(笑)。女の子が踊るときは可愛い振付を作ることが多いのですが、今回はガツガツのHip Hopでめちゃめちゃかっこいいダンスをできたらなと思っています。
これまでたくさんの振付を提供されていますが、制作時に意識していることはありますか?
自分が踊っていて楽しいっていうのもすごく考えるけど、振付を提供するってなったときは、提供する相手が「こういう動き好きなんだろうな」とか「こういうのが得意なんだろうな」っていうのを研究して、そういう振りを組み込んだりします。また、歌詞の意味とかもすごく大切にします。生徒とかワークショップとかで人に教えるときは、今みんながどういうことをしたいのかを考えながら振付を作ることが多いですね。
振付を提供するうえで、Renaさんの「自分らしさ」とは、どのような部分でしょうか?
提供する相手の方をよく研究して寄り添いながらも、客観的に「面白いな」とか「真似したいな」って思わせられる振付を組み込むことですね。ダンスを知らない人でも「ダンスっていいな、踊りたいな」と思ってもらえたら嬉しいです。
これまでのダンス人生で辛かった経験はありますか?
怪我したときもそうだったんですけど、ダンスが辛いなって思ったことがあんまりなくて。全部自分だけの問題というか、自分でどうにかできることだったので。でも最近では、生徒をたくさん持つようになったことで、その生徒たちに自分が思うようなダンスを提供できなかったり、もっと自分がキャリアを積んだら生徒のみんなに仕事を振れるのになぁと思ったり。そういう部分で、もっと頑張んなきゃって思います。そんな気持ちこそがダンスの原動力になったり、単純にダンスをすることで自分にとって励みになっている感じがします。
ダンサーとして、女性としての理想像を教えてください。
ダンサーとしてはやっぱり唯一無二でいたいと常に思っていますね。女性としては、私は強い女性に憧れることがすごく多くて。弱い部分とかももちろんあるんですけど、そんな時こそ強くありたいしパワフルでありたい。女性だからといって諦めなきゃいけないことって、もうこの時代にはないと思ってるから。周りの女性たちをプッシュアップできるような、パワフルで強くてかっこいい女性でいたいです。
今後の目標を教えてください。
自分自身がスキルアップしてパワーアップして、もっと素晴らしいダンサーになりたいっていうのはもちろんですが、最近は自分の生徒たちと一緒にもっともっと上にいきたいと思っています。私はキッズチームで踊らせてもらっていたときの先生のおかげで、今の自分があると思っていて、生徒にとって先生はとても大切な存在だから。生徒や自分を好きでいてくれる人たちと一緒に、良い景色が見られたらなって思っています。
Rena
5歳からダンスを始め、次第に本格的に学ぶようになるとあらゆるジャンルを習得。10歳の時にRIEHATAプロデュースのキッズチーム「LOLK!DZ」のメンバーとなり、14歳頃まで活動。数々のコンテストで賞を総なめし、シーンにその名を轟かせた。2015年から「RIEHATATOKYO」のメンバーに加入。2021年D Leagueでは「AVEX ROYALBLATS」として初代チャンピオンとなる。その他ZicoやCL、Jackson WangなどのアーティストのMVやライブに出演したり、振付を手掛けたり、DIESELやBirdog、G-SHOCKなどのモデル活動をしたりと、多岐に渡った活躍を見せている。
PHOTO:SAEKA SHIMADA(Luuna)
MOVIE:MARINA MAEKAWA
HAIR&MAKEーUP:RIE SHIOYA
TEXT:SARA HIRAYAMA
PRODUCTION:KEN OFFICE
EDIT:X-girl