THELONIOUS MONK(セロニアス・モンク)
誰にも真似できない唯一無二のプレイ・スタイル。
速弾きできるピアニストに関心がもたれていた1940年代、モンクはフレーズの途中に休止符を入れたり、突拍子もないコードを連結したり、まるで調子っぱずれのようなソロを披露し、ミュージシャンの間で注目を集めた。
あまりにも強い個性だったので、大衆に受け入れられるまでに時間がかかったが、一見すると異端的なメロディも、クラシックに根差したテクニックでコントロールされている。このユニークなアプローチは、ジャンルを超えて後進の音楽家に影響を与えている。