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スタイリスト 佐藤里沙さんと考える秋の4LOOK

DISPATCHER NO.8 | 4 LOOK

ファッションとカルチャーを発信するウェブマガジン
「ガールフイナム」とのタイアップ企画。
背伸びするわけじゃないけど少しだけ
エッセンスを感じさせるコーディネートがしたくて、
スタイリスト佐藤里沙さんに4つの
ルックをご提案いただきました。
モデルには〈エックスガール(X-girl)〉の
ショップスタッフ卒業生のエリカ・マーフィーちゃんと
プレスとして働いていたアシュリーちゃん、
そしてブランドスタッフのお二人が登場!

Photo Bungo Tsuchiya(TRON)
Styling Lisa Sato(BE NATURAL)
Hair & Make-up Yoko Hirakawa(mod’shair)
Model Erika Murphy,Ashley,Yuri Takahashi,Chisato Kodama
佐藤里沙

佐藤里沙

Risa Sato

2003年からスタイリスト椎名直子氏に師事し、2006年に独立。モード誌や広告を中心に、俳優やアーティストのスタイリングも手がける。「シュガー」という愛称とは裏腹に、甘さは控えめでピリッとスパイスの効いたスタイリングがお好き。

佐藤里沙

@lisasugar

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ジャケットを重ねてマチュアに。

ジャケットとレザージャケットはそれぞれ今季のマストハブアイテムですが、重ねて着ることによって新しい見せ方になってコーディネートの幅も広がります。レイヤードするときは、サイズ感と色が近いものを組み合わせると、まとまりが出て大人っぽい雰囲気に。今回選んだジャケットはどちらも着丈が長めでゆったりとしたシルエットだったので、ボトムスにも思いっきり長いロングスカートを合わせました。ロング&リーンのシルエットをつくることで、マチュアなムードにまとまります。異素材のブラウンレイヤードスタイルには、深めの赤リップでエッジを効かせるところもポイントです。

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大人ヘルシーをつくる肌見せ。

トラックジャケットをギークに着たりスポーティにまとめたりするのでなく、大人の女性に似合う上品でヘルシーなムードを大切にしたかったので、ジップを大胆に開けて肌を見せました。トップスのコンパクトさを際立たせるために、ボトムスはいつもよりもワンサイズ上のものを選んで、ウエストをぎゅっと絞って穿くのがおすすめ。裾は地面についちゃうくらいがかわいいですが、引きずるのが気になる方はプラットフォームのシューズを履いたりしても下半身にボリュームが出てかわいいです。全体的にカジュアルさはありつつも、シンプルなコーディネートだからこそサイズ感のバランスやアクセサリーの合わせ方でピリッと引き締めましょう。

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スポーティだけどセンシュアル。

スポーティなアイテムを着るときこそほどよい色っぽさとモード感が欲しいので、通常はトラックパンツと真逆のイメージを抱きやすいジャケット、透け感、ヒールを組み合わせています。パンツには深めにスリットが入っているので、ヒールを履くと足首が覗いて一気にセンシュアルなムードになりますよ。もう一つのポイントはラップスカートをチューブトップとして使っていること。レングスの違うスカートや、パンツの上からレイヤードするのももちろんですが、一枚の布として捉えると、トップスとして着れたり最新のランウェイで印象が強かったワンショルダーにもなったり。いろいろな用途があってスタイリングの幅が広がります。

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トーン合わせの大切さ。

トレンドのスウェットをいままでとは違う着方で着たかったので、袖を肘までグッと上げて、ロンググローブをしている風にインナーの色をのぞかせてみました。ロンググローブ自体は難易度が高いですが、トップスの袖を重ねることでその気分を味わえるかも。今回は同系色で異なるトーンのアイテムを組み合わせたけれど、カジュアルなアイテム同士なので色合わせも自由に遊んでコーディネートしてみていいと思います。そして、年々アウターを着る期間が短くなっているので、今回は大判のマフラーをアウター感覚で大胆に巻きました。今シーズン、大きいマフラーやストールも気になるアイテムの一つ。全身の色味やトーンを合わせると洗練されて見えます。

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